さまざまな理由で空き家を所有しているという方は多くいらっしゃるでしょう。
空き家を所有することになった方の中には、処分の方法がわからずに放置しているという方もいらっしゃいますよね。
しかし、空き家を放置することはおすすめできません。
そこで今回は、空き家を放置した場合の罰則について紹介します。
□罰則の内容について紹介
ここでは罰則の内容について紹介します。
空き家に関しては空家対策特別措置法という法律が定められています。
この法律が定めている行政措置の流れから見ていきます。
まずは近隣住民の通報から空き家についての情報がえられます。
そして、その情報をもとにその空き家に関する調査が行われてます。
そして、適切に管理されていない空き家と判断された場合は、特定空き家として行政措置が始まります。
助言
特定空き家として認められた場合は、まずは改善を促す助言が行われます。
助言には法的拘束力はありません。
しかし、助言があった場合は早めに対処しないと、指導が入ります。
指導
こちらは助言よりも状況改善を強く促すためのものです。
指導にも従わなかった場合は、勧告が始まります。
勧告
こちら始まると特定の空き家が存在する敷地に対する固定資産税の軽減措置がなくなってしまいます。
最大で6倍に増えてしまうので、早急に改善に努めることをおすすめします。
命令
こちらは行政処分で、勧告よりも重いものです。
命令に従わない場合は、法律により50万円以下の罰金が科せられることもあります。
こうした事態に陥らないように普段から管理をする必要があります。
□空き家を管理する際のポイントを紹介
空き家の管理がどれだけ重要であるかを理解していただけたでしょうか。
ここからは空き家を管理する際のポイントを紹介します。
ポイント1:所有者責任を問われないようにする
建物によって事故が発生した場合、過失がなくとも責任を問われることになってしまいます。
建物の外観から損傷や劣化がないかを十分に確認しておきましょう。
ポイント2:建物の価値を落とさない
劣化を遅らせるということも大切です。
建物が劣化していくと価値は下がってしまいます。
この価値が下がらないようにするためには、通気と換気が重要です。
湿気がたまらないように工夫することでシロアリによる被害を抑えます。
また、悪臭を予防するために定期的に水を流すこともやっておきましょう。
排水溝から臭いが逆流するのを防ぐためです。
□まとめ
今回は、空き家を放置した場合の罰則について紹介しました。
空き家を放置し続けていると、大きな罰則があることはご理解いただけたかと思います。
空き家の対処でお困りの方は是非当社までご相談ください。