京都市の空き家を相続したが、なかなか対処する時間が無く放置してしまっているという方も多いのではないでしょうか。
実は今、そんな京都市の空き家が問題となっています。
そこで今回は、京都市の空き家問題の現状と空き家対策についてご紹介します。
□京都市の空き家問題の現状とは?
2018年に行われた、住宅・土地統計調査によると、2018年時点における京都府の空き家率は12.8パーセント、約17.2万戸にものぼります。
これは全国順位でいうと、空き家戸数が全国第14位と非常に高い空き家数となっています。
1973年からの推移を見ると2003年(平成15年)まで増加傾向にあり、それ以降は微増または微減状態にあります。
また京都市の空き家は、他の政令指定都市と比べて空き家の活用目的が明確にされておらずに放置されている比率が高いという結果が出ています。
京都市は木造建築物が密集している地域が多く、戸建てで長屋の空き家も多いことも特徴となっています。
□京都市の空き家対策をご紹介!
ここからは、京都市が行う空き家対策についてご紹介します。
まずは、空き家の発生の予防です。
市民新聞に啓発記事を掲載するなど、いろいろな媒体を活用したり、空き家の発生の予防をテーマとしたミニ講座を開催したりしています。
さらに、空き家の所有者に直接働きかけることを目的として、約53万通の固定資産税の納税通知書に空き家に関する啓発チラシを同封する取り組みも行っています。
また、空き家を活用・流通させるための取り組みも多く行っています。
例えば、空き家の所有者や地域の方々が空き家のことで気軽に相談できるように、京都市の研修を受けた不動産屋さんを「地域の空き家相談員」として登録しています。
2018年時点では、 259 名もの不動産職員が登録しています。
また、賃貸用や売却用として戸建て・長屋建ての空き家を活用させようとしている所有
者に対して、診断や助言を行う専門家を無料で派遣する制度もあります。
このような制度は、「空き家を活用させたいがどうすれば良いかわからない」という所有者の方にとって非常に心強いですよね。
□まとめ
今回は、京都市の空き家を相続したがなかなか放置してしまっているという方に向けて、京都市の空き家問題の現状と対策についてご紹介しました。
京都市の土地自体は需要が高いので、一度腰を上げて売却を検討されてみてはいかがでしょうか。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。