京都の町屋を売却しようとご検討の方は、補助金制度についてご存知でしょうか。
そこで今回は、京都の町屋で使える補助金制度についてご紹介します。
また、補助の対象についてもご紹介するので、ご自身が補助の対象となるかどうかぜひ参考にしてくださいね。
□京都の町家で使える補助金制度についてご紹介!
京都の町屋には、いくつかの補助金制度が設けられています。
この補助金は、京都の町並みや歴史の象徴である京町家を生活文化や生き方の哲学などの観点からも貴重な財産と考え、将来の世代に残すために京都市が企画しているものです。
具体的な補助金としては、主に以下のようなものがあります。
・空き家の活用などの補助金。
・指定京町家改修補助金。
・個別指定の京町家改修補助金。
個別指定された京町家の場合は125万まで補助が出るので、かなり大きいですよね。
地区指定内の京町家であっても、50万円まで補助がでます。
□補助の対象条件についてご紹介!
まず、京町家の要件に関しては、以下のようなものがあります。
・京町家条例における「京町家」であること。
・良好な景観や文化に大きく貢献するもの。
・伝統的な外観意匠や空間構成が改修可能なもの。
続いて、改修工事の要件に関しては、以下のようなものがあります。
・個々の京町家の特徴に合わせて伝統的な外観意匠に配慮した改修工事であること。
・伝統的な建材を使用し、伝統工法による改修を基本とすること。
・構造の健全化を図ること。
・設計者または施工者は、伝統工法による伝統的な意匠に改修した実績を複数有すること。
・助成金の交付決定以降に着工すること。
最後に、活用・取組の要件に関しては、以下のようなものがあります。
・地域のまちづくり活動や祭事・歴史的行事の拠点となるなど、地域コミュニティに貢献すること。
・自然を暮らしに取り込む工夫や四季折々の祭事やしつらえを大切にする暮らしなど、京町家の暮らしの文化を継承すること。
・教育や福祉など、広く市民の活動拠点となるような取組に貢献すること。
なお、以下の助成制度との併用は可能となっているため、これらを利用しようとお考えの方でもぜひ一度確認してみてくださいね。
・京都市 京町家等耐震改修助成事業
・「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」(京町家条例) による改修助成
・京都を彩る庭園や建物の制度による改修助成制度
・京都市空き家活用・流通支援等補助金
□まとめ
今回は、京都の町屋を売却しようとご検討の方に向けて、京都の町屋で使える補助金制度について、補助の対象なども含めてご紹介しました。
対象内の人はぜひ補助を活用してくださいね。
その他ご質問や相談等ありましたら当社までお気軽にお問い合わせください。