任意売却とは、住宅ローンの返済が不可能になった場合に、金融機関との合意のもとで特定の条件下で不動産を売却する手続きを指します。
そんな任意売却をする際は、いつまで住めるのだろうかと疑問を持っている方も多いことでしょう。
最終的には退去しないといけませんが、実際どれくらいの期間住み続けられるのでしょうか。
今回は任意売却に関する疑問を解決できる情報をお伝えするため、参考にしてください。
□任意売却した場合はいつまで住めるのか?
任意売却を選択した場合、最終的にはご自宅を手放すことになります。
また任意売却では、退去日は自身で決められると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は異なります。
まず、決済日(売買代金の清算日)にご自宅の所有権は買主に移ります。
通常、この日までには退去が必要です。
ただし、任意売却では退去日についても買主と事前に話し合えるため、引っ越しの手続きも進めながら双方の合意に基づいて退去日を調整することが可能です。
従って強制的に追い出されるといったことはありません。
買主との協議により、退去に関して猶予やご希望を考慮していただける場合もあります。
□任意売却する時に注意することは?
任意売却は交渉次第でいきなり退去するということはありませんが、いづれは引っ越しする必要があります。
このような場合には2つのことに注意するようにしましょう。
*1.引っ越し費用の必要性
任意売却においては、家を退去するために引っ越し費用が必要です。
債権者が配慮して引っ越し費用を負担してくれる場合もありますが、必ずしも全てのケースでそうとは限りません。
引っ越し費用を自身で用意しなければならないため、地道に資金を貯めておくようにしましょう。
*2.引っ越し先の見つからない可能性
明け渡し日は事前に決められた日程を変更できないため、新たな住まいが見つかっていない場合でも退去しなければなりません。
そのため、住まいが見つからない場合は、自身の希望条件や物件の相場を見直すことをおすすめします。
また、余裕を持ってスケジュールを組み、焦らずに事前に計画的な準備を行うようにしましょう。
□まとめ
任意売却は買主と退去日について事前に話し合って決定するので、交渉次第で調整できます。
ただし、最終的には退去する必要があることから引っ越し費用や引っ越し先を見つけておくようにしましょう。
当社は不動産売却に対応するため、任意売却をお考えの方はお気軽にご相談ください。