二重ローンの注意点とは?二重ローンで家を買い替えに関する情報をお伝えします!

不動産コラム

家を買い替えたいけれど、まだローンが残っている。
このような方の中で、家を買い替えることを諦めていませんか。
お住まいの家のローンと新しい家のローンを組む二重ローンによって家を買い替えるという方法があります。

それでも、同時に2つのローンを組むのは不安ですよね。
そこで今回は、二重ローンで家を買い替えることに関する情報をお伝えします。

□二重ローンのメリットとは?

二重ローンを組んだ場合は、どんなメリットがあるのでしょうか。

1.個人のタイミングに合わせた手続きが可能
売却と購入のタイミングを調整する必要がないので個人の都合に合わせて手続きを進められます。
ダブルローンを活用すれば、売却のスケジュールに拘束されずに新しい住まいを購入し、住み替えを円滑に行えるでしょう。

2.仮住まいに伴う手間と費用が不要
住居を変更する際には、元の家を売却した代金で新居を購入するため、一時的な仮住まいに移ることが一般的です。

しかし、二重ローンを利用することで面倒な手間を省き、スムーズな住み替えが可能でしょう。

3.空き家の状態で内覧が可能
ダブルローンを活用する場合は売却前から住み替えが可能であるため、売却の過程で内覧を行う際には空き家の状態で進められます。
これにより、潜在的な購入者に対して魅力的な状態で物件を見せることができるでしょう。

□二重ローンで家を買い替えるときの注意点とは?

二重ローンを組む場合はメリットだけでなく、注意するべきポイントを押さえておくことが大切です。

*旧居の売却完了前には住宅ローン控除を適用できない

一般的に家を買い替えるときは、住宅ローンの利用が一般的です。
そして、住宅ローン控除は、住宅ローンの残高の1パーセントが所得税から差し引かれる制度です。
住宅ローン控除を受けるための条件の一つとして、居住用途の住居である必要があります。

したがって、旧居の売却が完了していない場合、新しい住宅ローンに対しては住宅ローン控除を適用できません。

*経済的な余裕に制約がある場合には「住み替えローン」が安全な選択肢

住み替えローンは、売却と購入のタイミングが同時に合わさることで、売却時に住宅ローンの完済が難しい場合でも、残債を新居の住宅ローンに組み入れて返済する手法です。
この方法を選ぶことで、二重にローンを返済するよりも経済的な負担を軽減できる可能性があるので、検討してみるのもおすすめです。

□まとめ

二重ローンは、売却と購入の兼ね合いによる面倒なことを軽減できます。
さらに、売却活動の内覧のときにも取引もスムーズに進められることが魅力です。

ただし、旧居の売却完了前には住宅ローン控除を適用できなかったり、住み替えローンの方が経済的な負担を減らせたりすることがあるので注意しましょう。
二重ローンで家を買い替える場合は、メリットと注意点を考慮した上で行ってくださいね。